君に好きと伝えたくて。
『違う。違うでありんすよ。春
わっちには、やらなきゃいけんことが
あるでありんす。』



「でも!なんでいまなんですか?
ねえ、姐さん!!!!」

朝陽はどうやら吉原を出ていくようなのだ


『すまんね、でも、全部片付いたらきっと戻ってくるから、それに前から、決めていたんよ、だから、わっちが帰ってくるまで柳角桜をよろしゅうね。』



「姐さん!!!」




春の声を聞かずに朝陽は吉原の門をくぐった。
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