幼馴染たちの恋
「・・亮・太・ゴメン・・ネ・・。」
なんの、夢見てんだろ。
オレが出てくればいいのに
『おはよう。起きたか?』
「・・・ぅん。花火は??」
『もうとっくに始まってるよ。』
「ねぇねぇ。おなかすいたぁ」
『じゃぁ、なんか買いに行くか?』
「ぅん。たこ焼きがいい」
『一緒に行く?』
「ここで、待ってる。」
『すぐに帰ってくるから。』
相変わらず、眠そうな顔。
「行ってらっしゃーい。」
『おぅ。』
速くしてやんなきゃ。
瑞希が誰かに連れて行かれたら大変だ。
こんなに、伸也に心配されていた瑞希。
ところが、幸せは続かないのです。