ピアノ少年とサッカー少年と私
小さい頃から英才教育をうけ、親にも厳しくされた私は頼る人なんていなかった。

逆に頼られてるほうだった。

しかも大事な人を2人無くしても頼れる人なんかいなかった。

だから
頼っていいと言われたかったのかも知れない。


私はまた涙が溢れて来た。
中村君涙には涙に気付いたのかさらに私を抱き寄せている腕をさらに強くした。




まさかあの人に見られてるなんて知らずに……。
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