半分のキモチ
「もう、ヤダ」


その手を振り払うようにリサは俺から離れて行った。


っ、
何やってんだよ。
原因は俺かよ。


結局、俺が宮本だけじゃなく、リサも泣かせてたのかよ。


「清水」


少し離れた所からリサの友達が俺を呼んだ。

視線をそいつに向けると少し躊躇うように俺に近づき「リサのこと、」と続けた。


「愛子って子のこと、リサはやってないよ」

「あ?」

「やってたのは……私らだから」

「何でお前ら関係ないだろう」

「関係ないよ。清水とリサのことだから、けど……あれからリサ拒食症みたいになっちゃって、詳しくは教えてくれないけど、家もゴタゴタしてるみたいで……何食べても戻しちゃうんだよ。私らはリサの友達だから、やっぱりリサの辛そうなとこ見ちゃうと……」

「だからって、」

「リサには清水しか居ないんだよ。清水だって嫌いで別れた訳じゃないんでしょ?」

「……まぁ、」

「じゃあ、リサとまた付き合ってよ。じゃないと……」

< 109 / 250 >

この作品をシェア

pagetop