半分のキモチ
そう言えば前に、親がケンカばかりしていると言っていたことを思い出した。
リサの性格から、友達にそんな話しをするわけはない。


じゃあ、ずっと一人で悩んでたのか……


丸くおさめようなんてはなから無理だったんだ。


「考えておく」


そう言うのが精一杯。


次の日の昼休みからリサの今日へ通った。
答えが見つかった訳じゃなかったけど、食うもんも食わずにいたら体が壊れちまう。


最初の一週間はあんなに泣いてたくせに教室に行っても話も聞かない。
二週間目には「うるさい」「邪魔」と悪態をついて来た。


「飯、食ってんのかよ」

「食べてる」

「なら、明日から俺の前で飯食えよ」

「何言ってんの?」

「迎えにくっから屋上で食べんぞ」


一ヶ月も経つ頃にはリサと屋上で飯を食っていた。

昼休みが終わり教室に戻れば、宮本はいつものように笑っていた。


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