半分のキモチ
あんな風に応援出来るのは彼女の特権。

私には同じクラスと言う理由がなければ、声を出して応援することも出来ない。
ただ、ジッと見つめることしか出来ないんだろう。


それが現実。
どんなに想っていたとしても一方通行。




「清水!絶対打ってよ!!!」




だからついついや躍起になってしまう。
クラスメイトと言うことを最大に生かすしか出来ない。


それが現実。
何をどうしても、考えないようにしていても、またこうして清水が好きなんだと実感してしまう。


私の声に清水の視線が私を探し、
その視線が私をとらえ「当たり前!」と口角を上げ笑顔を見せる。


瞳の奥が熱くなる。
鼻がツーんとしてくる。


その笑顔は友達に向けるには破壊力がありすぎだよ。


ギュッと唇を噛んで込み上げてくる言葉も感情も飲み込んだ。


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