半分のキモチ
「おい!宮本」


グイッと首にぶら下げていたタオルを引っ張るタオルの主。
何故かその声は不機嫌で顔を見なくても、どんな顔で私を呼んでいるか想像がついてしまう。


「痛いよ」


振り返りその主を軽く睨んだ。


「タオル」


まだ私の首にぶら下げてあるタオルを指差した。


「あ、はい」


タオルを渡し「彼女に持たせとけば良いじゃん」と呟く。


私が彼女だったらどんな理由だろうと、他の子にタオルなんて持たせたくない。
何もなくても勘ぐってしまう。


「あ?」

「あ?じゃなくて……」

「分かったよ。リサに持っててもらうわ。嫌なら始めから言えよ」

「嫌とかじゃなくて……彼女に悪いじゃん」

「何が?」

「何が?って」

「面倒くせーな」


清水はチッと舌打ちをして私とかっちゃんから離れて言った。


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