半分のキモチ
空がオレンジ色に染めかけた頃。
職員室から教室へ向かう廊下には俺の足音だけ。
就職のことで正也に呼び出された俺は、どのクラスにも誰も居ないと思い込んでいた。
「……」
「……」
「……」
別に盗み聞きをするつもりはなかった。
二人の後ろ姿が教室に入るタイミングを逃しただけ……
「最近、清水絡んで来ないな」
「……そう?気のせいじゃん。変わらないと思うけど」
「いや、いや、気のせいじゃねーよ」
「……」
「宮本は平気?」
「ん?平気もなにもないよ。別に変わってないと思うよ。かっちゃん気にしすぎだよ」
教室には克巳と宮本の二人だけ。
そして話してるのは俺のこと。
職員室から教室へ向かう廊下には俺の足音だけ。
就職のことで正也に呼び出された俺は、どのクラスにも誰も居ないと思い込んでいた。
「……」
「……」
「……」
別に盗み聞きをするつもりはなかった。
二人の後ろ姿が教室に入るタイミングを逃しただけ……
「最近、清水絡んで来ないな」
「……そう?気のせいじゃん。変わらないと思うけど」
「いや、いや、気のせいじゃねーよ」
「……」
「宮本は平気?」
「ん?平気もなにもないよ。別に変わってないと思うよ。かっちゃん気にしすぎだよ」
教室には克巳と宮本の二人だけ。
そして話してるのは俺のこと。