半分のキモチ
宮本は俺に告白してから、本当は何時もこうやってビクついていたのかもしれない。
顔色を伺いながら笑っていたのかもしれない。


良く考えれば分かったはずだった。
気がついたからと言って今さら何が変わる訳じゃない。


俺には彼女が居て……
宮本はただ同じクラスなだけで……
その現実も気持ちも変わらない。


だけど、このイラつきが何かははっきり分からなかった。


イラつきはずっと消えなかった。
彼女のリサと居る時もずっと。
だから、宮本との距離が少しずつ、少しずつ、前より離れて行った。


必要以上に話をするのをやめた。


それが一番良い。
宮本が必要以上に泣くこともない。
俺が意味なくイラつくこともない。


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