半分のキモチ
「もう!良いよ。別れる」


そう切り出したのはリサの本音じゃないのかもしれない。
俺に切り札を使い、安心出来る言葉が欲しかったんだろうけど……


「リサがそうしたいなら」


俺には安心する言葉さえあげれねー。
疑心暗鬼で付き合っていても、リサを傷つけて泣かせるだけだ。


「何それ……」

「悪い」


リサは泣き出し俺を残し帰って行った。


「あれ?清水居たのかよ。さっき廊下で彼女とすれ違ったけどケンカでもしたか?」


一人教室に残る俺に三上が声をかける。


「ケンカって言うか、別れた」

「は?別れた」


余程驚いたのか椅子にぶつかりながら俺に近付いて来た。


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