この手を離さない
園長先生は、私の恐怖にひきつった顔を見て吹きだした。



「それは極論過ぎよ。『冷たい人もいる』というのが正解。でもね、それは単に知識不足というか、単にどうしたらいいか分からないために何にも出来ない人もいるの。もしかした、今日だってあなたに手を差し伸べようとして出来ない人もいたかもしれないじゃない?」



その言葉に、私は思わず顔を上げた。




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