この手を離さない
「そうなんでしょうか?でも、人の心の中は読めないからすごく怖かったです。善意でしてくれたかもしれないことも、悪く取ってしまいました。こんなことで悩んでる私は、この先光輝の気持ちすらも分かってあげられるかどうか……」
「それは健常者の世界でも同じじゃない?誰だって読心術が使えるわけじゃないもの。だからこそ、人間は想像力を授かったのよ。だから、一生懸命考えなさい。その、光輝君のためにしてあげられること、偏見と闘うためにあなたができることをね」
「想像力ですか。私のつたない人生経験じゃ、なかなか難しいですね」
ため息交じりに呟いた。
「それは健常者の世界でも同じじゃない?誰だって読心術が使えるわけじゃないもの。だからこそ、人間は想像力を授かったのよ。だから、一生懸命考えなさい。その、光輝君のためにしてあげられること、偏見と闘うためにあなたができることをね」
「想像力ですか。私のつたない人生経験じゃ、なかなか難しいですね」
ため息交じりに呟いた。