この手を離さない
そして、私は恥ずかしいついでにさらにキザな行為に出る。



光輝の前にひざまずき、光輝の手を取った。



「私は、これからも光輝の隣にいるよ。光輝と一緒にいることが私の幸せなの。世の中のこと、福祉のこと、ちゃんと勉強する。光輝の一番の味方になれるように頑張るから、ずっと光輝の側にいさせて下さい」



笑顔で心を込めて、一言ひとことゆっくり言葉にした。



恥ずかしいなんて全然思わない。




そんな私とは対照的に、光輝の表情は硬い。



「橋田先輩達に聞いたよ。おまえ、メチャクチャ頑張ってくれたんだってな。でもさ、本当にいいの?俺といたって、幸せになれるとは限らないんだぜ?俺は一生独身でいるって決めてるし、子供に囲まれて暮らすおまえの夢だって、叶えてやれないし……」



言葉を選び迷いながら、言葉を発している。



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