俺様上司は溺愛体質!?
どうしたらいいの……。
どうしたら……。
翌朝。フロアでもエレベーターの中でも妙に他人の視線を感じ、どっかにゴミでもついているのかとキョロキョロしながら出勤したちとせは、
「付き合うの?」
「付き合っちゃうんデス?」
なぜか仁王立ちする潤とショコラから険しい顔で迎えられた。
「えっ、なにどうしたの?」
付き合うとはいったいなんのことか、何か二人と約束でもしていたかと考えたが、全く思い当たらない。
すると二人は何言ってるんだと言わんばかりにちとせに詰め寄った。
「どうしたのじゃないよ。聞いたよ、営業部ホープからの白昼堂々の熱烈告白だよ!」
「衝撃スクープデス!」
「あーはい。ちょっと二人とも待って」