俺様上司は溺愛体質!?
(全面的に真屋さんが悪い? えっ、どういうこと?)
けれど伊東は全てを理解したようだ。
仕方ないと言った風に苦笑してうなずくと、展開についていけず立ち尽くしているちとせに微笑みかける。
「じゃあ俺はこれで」
「え、あ、はい……」
伊東は改札へと戻っていく。
「あの、いったい? あ、さっき瀧川さんから連絡があって……留守電に意味不明なことが吹き込まれてて、それから真屋さんから着信あって、あの、仕事で何かあったんですよね、どうしたんですか? 何かトラブルでもあったんでしょうか」
ソワソワと落ち着かない様子のちとせを見て、真屋時臣は目を細め、眉間のシワをより一層深くする。
「お前は馬鹿か?」