俺様上司は溺愛体質!?
それは心底馬鹿にしている声だった。
「ばっ、馬鹿なのは自覚してますけど!」
わからないからこうやって上司である彼に聞いているというのに。
「真屋さんこそ、私の上司ならもうちょっとわかりやすく言ってくれてもいいんじゃないんですか。それも上司の役目だと思いますよ!」
馬鹿と言われて少し拗ねたくなったし、いきなりやってきて、心臓が壊れそうなくらいドキドキしていた。
一目見て、強く、強く惹かれる何かを感じた。
理由などない。この人は自分にとって唯一無二の存在なのだと、思い知らされた。
「まあ、確かにそうだな」
「え?」
「こっちに来い」