俺様上司は溺愛体質!?

 真屋時臣は周囲を見回すと、ちょうど死角になりそうな柱の影を見つけ、そこにちとせの腕を掴み、歩いていく。

 そして柱にちとせを押し付けると、逃げられないよう両腕を柱に突き、ちとせを腕の中に閉じ込めてしまった。

「まっ、真屋さん!?」

 昼日中からあまりにも接近しすぎではないか。

 ちとせはドキドキしながら真屋時臣を見上げる。

「俺にはお前が必要なんだ」
「……え?」

 今、彼はなんと言ったのか。
 自分を必要と言わなかったか。

 思わずゴクリを息を飲む。


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