最後のキス*短編*
来るもの拒まず去るもの追わず







来るもの拒まず去るもの追わず


常にそのスタンスを貫いてきた彼に今日、私は賭けにでる。



「ねえ、キスしようか」


「別にいいけど」



来るもの拒まず


彼は私の申し出をすんなり承諾


彼と私は3年の付き合い、彼のその信念を私もよく知っているし、私がよく知っていることも彼は知っている。


私たちは3年間、お互いそれを理解した上で付き合ってきた。


要するに身体だけの関係、決してお綺麗とは言えない関係。







< 1 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop