夜の連続ホラー小説
「ごめん。マリカ…
辛いかもしれないけれど聞いてほしいんだ。
この話を聞いた上で
俺はマリカにちゃんと
好きでいてほしい…」
涙はとまらなかった。
けど、ヒロキがわたしを大切に思ってるからこそ
何かを伝えようとしてるのがわかった。
お店の中に他のお客がいない。
ウェイターさんも厨房にいるみたいだ。
泣き顔はヒロキ以外の人に
見られたくなかった。
わたしはヒロキの話を聞く
覚悟を決めた。