妬こうよ、そこはさ。【番外編】
ふうん、とあっさり納得した彼女が、若干の好奇心を瞳にのせて質問を寄越す。


「じゃあたい焼きは尾から?」

「たい焼きは腹から」


腹から食べるのが俺的にベストだ。


頭も尾も避けられて、持ちやすい。


あんにもしっかりたどり着くし。


「じゃあ飾り切りは? タコさんウインナーとか」

「困る」


反応にも、食べるのにも、困る。


元々食べ物に可愛さは求めていない。


第一に味、第二に綺麗な見た目。


綺麗でも顔や手足があると、どう崩そうか悩むので、あまり嬉しくない。


「顔はあんまり好きじゃない?」

「苦手」


そっか、と頷いた彼女は、ひらめいたようにまばたきをした。
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