妬こうよ、そこはさ。【番外編】
「じゃあ花形の人参は?」
顔がなければどうか、ということか。
即答する。
「それは好き」
苦手と言われると思っていたのだろうか、彼女の無表情に疑問が目一杯浮かんでいる。
「……何で?」
「なんかかっこいい。から、なんか好き」
自分でもよく分からないけど、花形の人参は好きだ。
もしかしたら、うちでは滅多に飾り切りなんてしゃれた切り方をしなかったからかもしれない。
なんかって何、と言われると答えに詰まるんだけど、でも、なんか花形はいい。
なんかはなんかだ。
なんかかっこいいから、なんか好きなのだ。
「そっか。人参の飾り切りは好きなんだね」
「ん」
しゃく、とりんごを食べて、その日は終わった。
流れで話した好みも、話の流れで聞かれたから話した、それだけのことだった。
顔がなければどうか、ということか。
即答する。
「それは好き」
苦手と言われると思っていたのだろうか、彼女の無表情に疑問が目一杯浮かんでいる。
「……何で?」
「なんかかっこいい。から、なんか好き」
自分でもよく分からないけど、花形の人参は好きだ。
もしかしたら、うちでは滅多に飾り切りなんてしゃれた切り方をしなかったからかもしれない。
なんかって何、と言われると答えに詰まるんだけど、でも、なんか花形はいい。
なんかはなんかだ。
なんかかっこいいから、なんか好きなのだ。
「そっか。人参の飾り切りは好きなんだね」
「ん」
しゃく、とりんごを食べて、その日は終わった。
流れで話した好みも、話の流れで聞かれたから話した、それだけのことだった。