いかないで


「くるならくるって!迎えいったのにーなんだよ!びっくりしたー!」


朔の笑顔がすごく嬉しそう。

私までほかほかした気持ちになる。


なんだろうな。


朔と一緒にいると今まで知らなかった感情がたくさん。

知らなかったんじゃなくて忘れてたのか・・・。



「てか朔ー私の席どこー?
あと何あるか分かんないから教科書ない・・・」


「席替えして俺の隣だから!机くっつけよ!」


朔が驚いてるの見て満足してたからまわりがみえてなかった。

クラスメイトの人たちのほうが驚いている。


みんな私のこと知らないのか・・・。


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