運命の恋、なんて。
ファーストキス
「で、もうキスしたの?」



「ええええーっ、しないよ!してないっ」



次の日の昼休み、ノンちゃんから唐突な質問を受けたあたし。



ふたりっきりで話したいからと言われ、今は中庭でお弁当を食べている。



「そうなんだー。碓井くんの友達だし、八雲くんもそういうの早いかと思ったのにー。

胡桃と早く、そういう話したいよー」



「そういう話ってどんな!?」



「この近くでキスできる穴場とか、教えて欲しいし~」



「そんなの碓井くんに聞きなよっ」



「恥ずかしいじゃん~」



ノンちゃん、昨日と真逆でデレてます。



碓井くんとうまくいってるみたいで、ホントよかった。



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