運命の恋、なんて。
「具合悪いから、塾休めばよかったのに。ほんとに胡桃は頑張り屋さんね」



「すぐに治ったから大丈夫だよ」



今まで、お母さんに嘘をついたことなんてそんなにないかも。



罪悪感が押し寄せてくる。



ホントのこと言った方がいいかな。



それと、彼氏ができたことも。



「はい、ハンバーグ」



目の前においしそうなハンバーグが出てきて、お腹のすいていたあたしは食事に専念することにした。




八雲くんのことは、また話せばいいよね。




今日のことは、あたしの心の内にしまっておこう。












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