運命の恋、なんて。
わっ、ノンちゃんが不審そうに見ている。




「碓井くん!あたしにもしてよ」





やっぱり…こんなの、妬くよね!?





「はいはい」




ノンちゃんに頭ぽんぽんしている碓井くん、こんなの慣れっこって感じ。




なんの抵抗もなくしてる様子を見ると、いつも気軽にしちゃうっぽい。




「ホント、時間気になるし、そろそろ帰るね。ノンちゃん、今日はありがとまたね」




止められる前に、急いで自転車に乗った。




結局あたしは、家に帰ることにしたんだ。




< 396 / 827 >

この作品をシェア

pagetop