運命の恋、なんて。
あたしだって。



なりたて、ホヤホヤの彼女1日目だとしても。



やっぱりこの状況は、ジェラシーだ。



なんとなく、気分良くない。



ヤダな…。



ジーッと見てしまうけど、ふたりに声をかける勇気もなく。



「それは、いーや。人待たせてるからもう行くな」



あ。



八雲くん、女の子を振り切ってこっちへ歩いてくる。



途中であたしに気づいて、ニコッと微笑んだ。



「ジュースありがとな。トイレ行ってた」



トイレだけじゃないよね。



知らない女の子に声かけられて、写真撮ってた…。



あたし、仮にもカノジョだもんね。



聞く権利は、あるのかも。



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