運命の恋、なんて。
「八雲くん…」



「ん。俺コッチ?」



あたしの手から、ジュースを取る。



「うん」



あ、違う。



そうじゃなくて、今聞きたいのは。



「なんかさ、あっちで面白そーなイベントやるって。後で行ってみよ」



「ホントに?行ってみたい!」



あれっ。



ダメ、聞けない。



タイミング逃しちゃった。



あー、なにやってるんだあたしは。



さっき八雲くんに写真をお願いした子が、こっちを見てる。



しかも、あたしをニラむような目つきで。



わ~っ、怖いよ!



「あ、あの女の子…ずっとこっち見てる」



すかさず、八雲くんにお知らせ。



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