運命の恋、なんて。
「珍し~」



ふたりでゲームをしていると、途中からヤスくんや他の男の子たちもやってきた。



一緒に遊んでいるうちに、遅い時間になってきた。



「もう、帰る?送るよ」



八雲くんが心配するけど、あたしは構わず遊び続けることにした。



「いいの、明日は土曜日だし遅くなっても平気」



「そか。やった~」



結局、時計を見たときにはかなり遅い時間になっていた。



八雲くんが心配そうに声をかけてきた。



「そろそろ帰るか~。胡桃ちゃん、かなり遅いけどマジで大丈夫?」



「うん」



きっとお母さんからの着信があるだろうから、スマホは見てない。



あんなひどい言い方して…心配するだけすればいいんだ…。



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