運命の恋、なんて。
「八雲んち、泊まんのか。お前、胡桃ちゃんにへんなことすんなよ」



なっ…。



ヤスくんが、八雲くんをからかってゲラゲラと笑ってる。



「なんだよ、それ。するに決まってんじゃん」



ええっ!?



八雲くんも、なんて返しするの!?



ひとりで赤くなってると、八雲くんがブハッて吹いてる。



「冗談だって。なんもしませーん」



「ウソうけ、キスはするよな」



「それはするかも」



またふたりで、盛り上がってる。



完全にあたし、置いてけぼり。



そんな間にスマホのチェック。



うわ…すごい、初めてみた。



着信履歴が、全てお母さんで埋まっている。



心配かけてるのはわかってる。



だけど今回ばかりは、あたしも反発せずにはいられない。



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