運命の恋、なんて。
迎えに来てくれるなら、あたしも…会いたいな。



ノンちゃんとの約束も一応果たせたし、もういいよね。



そろそろ、帰ろう。



“あと30分ぐらいしたら下におりるね”



そうメッセージを入れ、みんなにいつ切り出そうかタイミングを見計らう。



「こうやって、みんなでカラオケ行くのもあと何回かな。うちらもそろそろ受験勉強、本腰入れなきゃだよね」



歌が一段落ついたところで、ノンちゃんが語り出す。



「いえてる。あたしは、看護師になりたい。夜勤もあるし大変そうだけど、やり甲斐ありそうだよね」



ひとりの友達がそう言うと、ノンちゃんが苦笑してる。



「大変だよ~、イトコが看護師だけど常に勉強しなきゃ置いてけぼりになるし、人間関係が複雑過ぎて辞めたいってよく言ってる」



「ええっ、そうなの!?」



「もう、ノンちゃんそういうこと言わないの~!夢を持ってるってすごいことだよね。不安にさせないで、応援しようよ」



友達が困った顔をしていたから、フォローを入れた。




どんな仕事だって、きっと大変なはず。



それをやり甲斐でカバーできるなら、いいよね。



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