運命の恋、なんて。
ノリで、もう少し盛り上がるかと思ったのに。



全然だったな。



まぁ、仕方ないよね。



あたしたち学生だし、結婚なんてまだまだ先の話…。



冷静になると、あたしだって考えられないよ。



家に入ると、お母さんが玄関に立っていた。




「たっ、ただいま」



「また彼氏と一緒だったの?最近毎日送ってもらってない?」



家の中から見てたってこと?



全然気づかなかった。



「優しいの。一緒に遊んでない日も、迎えに来てくれるんだよ」



「彼氏ができてからよね。胡桃が夜遅くまで遊ぶようになったのって。悪い影響があるんじゃないの?」



うわ…また、怒られる?



うまいこと言って、逃げなきゃ。



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