CURRENT
「平山さんには聞いてねぇから」
あっさりそう言ってのけると、私をじっと見る。
「課長に、何もされてない?」
「……もしされたとして、あなたに何の関係があるの?言う必要なんてないけど」
それだけ答えて、私は仕事に向かう。
昨日の飲み会のせいで、あまり仕事が進んでいないのだから。
こんなの相手にしている暇はない。
「関係あるね。付き合っているんだから」
「……は?」
「えー‼」
私の間の抜けた言葉より、菜月の驚いた声が大きすぎて、私の方が驚く。
「梨沙先輩、いつの間に付き合っていたんですか?」
おい、島村の話しを信じるなよ。
興味津々でこられても、答えることはないのに。