キミのバスケを守りたい
「そうだね!練習前に今日はゴールデンウイーク明けだし、
相馬先生がいないから一回絞めるとは言ってたんだけどね……」
わたしの言葉を聞いて詩織は一度手を止めてそうなの?と反応した。
「うん、どうやって絞めるのかは聞いた時は怖かったけど部長の言葉でみんな熱が入ったように見えるし良い傾向だと思う。
このまま大会までこの調子で行って欲しいよね!」
「そうだね!今回の目標は都大会でベスト8に入って、冬の大会に出場することだもんね!」
ボトルに全部水を入れて、スポーツドリンクパウダーをかき混ぜ終わると、
わたしたちはボトルの入ったカゴを一つずつ持って体育館に戻る。
体育館に入る時、無意識にさっき部長と相楽くんが話していた望月くんが目がいった。