キミのバスケを守りたい
「よし!じゃあ練習を始めるぞ。
フットワーク!」
その指示を聞いてわたしと詩織はコートから出る。
部員達は5列くらいに並んで一列ずつ走り出す。
ハーフラインまで軽く走ったり、ラインダッシュしたり、
後ろ向きでダッシュしたり足を慣らすところから始まり
今度はボールを使ってドリブル。
ペアになって一人はドリブルをしながら、もう一人は進みながらディフェンスの構えをする。
わたしたちはその練習の間に水道に行って給水の用意をする。
「今日の部長すごい気合い入ってたよね!」
1つずつボトルに氷とスポーツドリンクパウダーを入れたものを流れ作業で渡してくる詩織。
それをわたしは受け取って水を入れて、菜箸でグルグルかき混ぜる。