E・N・M・A~えんま~
「へぇ…立派なもんだね」
頭上から落とされた声に、ワタシは慌ててスカートを降ろした。
「なんで、いるの…宮下愁」
ワタシは見上げながら声の主を睨み付けた。
「『それ』…オレといると出て来るんだ」
ワタシの質問には答えず、ヤツは言った。
「え…?」
宮下愁はワタシの隣に同じように腰を降ろし、満足げに笑った。
「『それ』…オレのと呼応してるんだ」
そう言って、ヤツはいきなり制服の上着を脱いで、シャツの袖をまくり上げた。
………………!!
その二の腕には、黒い龍がいた。