E・N・M・A~えんま~


「ねぇ…どうしてよ…ッ…。なん…で…そっくり…なのよ…?

こんなに、イカれてるあんたが…あの人に似てるの…?」





ワタシは、宮下愁の制服の襟元をつかんで、それをただただ揺さぶっていた。








そうしながら、後から後から溢れては床を濡らして行く涙はとどまる事を忘れていた。







頭上を、ヘリコプターか飛行機が青空に一筋の線を引いて飛んで行った。







遠くにそのエンジン音がかすめていっても、ワタシの涙は止まらす、嗚咽するくぐもった声が屋上に響いていた。








どれだけの時をそうしていたのだろう…。



東の方にあった太陽は、気が付いた頃には真上に来ていて、その春の陽射しがワタシ達に温かく降り注いでいた。





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