E・N・M・A~えんま~
「そうだな…。まず、シュウのことを話すとしよう。
シュウは、『竜神』の眷属(けんぞく)で、かつて前世のちなつが巫女として崇めていた白竜の末裔(まつえい)だ。」
つまり、子孫のようなものだ、と閻魔は説明してくれた。
「ん・・・、それは宮下愁から聞いたよ」
「そうか。シュウのことはあらかた知っているのだな」
「そうでもないよ・・・、ワタシは結局何も知らないのと同じなの」
ワタシの顔が暗く翳っていくのが暗闇の中でも見えたのだろうか。
閻魔の、ワタシを抱きしめる腕に力がこもる。
「ワタシが1番知りたいのはーー」