E・N・M・A~えんま~

「あんたのせいだ!!」


ワタシはキッ・・・!!とヤツーー愁を睨みつけて思いっきりヤツの頬をひっぱたいてしまった。




パシン・・・!!!!





竜神の末裔だとか言う割にまったくよけることもせず、ワタシの平手打ちを食らった愁は、鈍いのか、はたまたわざと突っ立ったままだったのかーー。



とにもかくにも、打たれた後も、動じることなく赤い舌を出して上唇をぺろりとなめてワタシを見た。



「千夏・・・」


いつのまにか側にいたのか、閻魔がワタシの背中からそっと肩を抱いてくれた。


母はと言えば、呆然としたまま立ちすくんでいる。



らしくない。

らしくないのだ。



お母さんらしくないよ・・・。



情けないような、なんとも切ない気持ちで胸がつぶれそうだ。



いったい、何がどうなってしまったのか。



「お母さん・・・」


こぼすように呼んだワタシを、母が顔を上げて見た。






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