E・N・M・A~えんま~
ワタシは閻魔も、母も大事だから――。
うつむいて閻魔の視線を避けているワタシの髪をそっ…とすいて、閻魔がおでこにキスをくれた。
温かくて、『大丈夫だ』とささやいた彼の優しさが、今のワタシにはつらい…
「地獄の閻魔大王殿。
ここは君のいるべき場所じゃない。それは君が1番分かっていることじゃないかな?
ここは『天界』なんだ。
僕と千夏は天に属するから、この場所にいることができるんだけどね」
シュウは閻魔のそばに寄り添うようにして、さらりと言った。
互いに表情は変えないものの、ピリピリとした緊迫感はパワーアップしている。