E・N・M・A~えんま~
腕を引かれて後ろを振り向けば、閻魔が複雑な表情でワタシを見つめた。
「――お前のソレがシュウのものとひとつになりたいのだな?
だから、千夏の意思とは違う方へ惹かれて行ってしまうのだろう?」
そうだよ、閻魔。
やっぱりあなたは『地界』の帝王だよね。
頭が良くて、機転が利く。
でもワタシはその問いにたいして答えることはしなかったし、うなずきさえもせず、ただ静かに閻魔を見つめた。
本当に、惚れ惚れするくらいに綺麗な人――。
そして、ワタシは…
思いきって閻魔の手を振り払った。