E・N・M・A~えんま~


「なんだ…また邪魔者が1人増えたのかい?」



呆れ顔でシュウが溜め息をついた。



そして、ワタシは――。





閻魔と母親にそれぞれの腕を掴まえられてしまっていた。




「遅かったな」


閻魔が母に向かって言った。



「あら?


もうとっくに千夏を連れ戻してるかと思ってたのよ。


だってねぇ?


天下の閻魔大王様がまさか手こずったり、まごまごしていたなんて、少しも思ってなかったのよね」




母はからかい半分な調子で、クスッと笑った。




「ちッ。口の減らない女だな」


この二人…



いつのまにやら仲良くなったのだろうか?



いつも喧嘩ごしになるよりはいいけれど。



< 335 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop