真っ白のラブレター

「だめなの。その間にどこかに行っちゃうかもしれないじゃない」


なかなかあきらめようとしない穂風に、歩はイライラしていた。


「おい、自分と犬と、どっちが大切なんだよ」

「そりゃあ、スタンプに決まっているじゃない。預かった責任があるし。別に私一人で探すもの、ほっといて」


穂風はそう言うと、走って行ってしまった。
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