真っ白のラブレター

中谷は、穂風を見つけると、「よう!」と親し気に声を掛けた。


「天崎、この間は、スタンプのこと、ほんとにサンキューな」

「べつに。じゃあ、バイバイ」


辛うじて手を振ったものの、穂風の顔はひきつっている。


「中谷くんと高津さんって、絵になるよね。美男美女でお似合いのカップルだよね」


やっと、我を取り戻して、そう言ったものの、肩を落としていた。
< 28 / 108 >

この作品をシェア

pagetop