真っ白のラブレター
「やあ、天崎。家、この近く?」
「う、うん」
大きな真っ直ぐな瞳で見つめられ、穂風は頬が紅潮するのを感じていた。
キレイな顔。
穂風は中谷を見る度にうっとりと見とれてしまう。
「中谷君はこんな所で何しているの?」
そんな心の中を悟られないように、穂風は慌てて会話を続ける。
「ああ、こいつの預け先、探していたところ」
そう言って、中谷が自転車のカゴを指差した。
カゴの中には、真っ白のころころした小犬がつぶらな瞳でちょこんと座っていた。