真っ白のラブレター
「ねえねえ、聞いた? 中谷君もやるよねえ。学校一のマドンナ高津さんを口説き落とすなんてね」
「もう、聞いたよ。その話は」
月子があんまり冷たく答えたので、その子は困った顔をして離れていった。
「別にいいよ。気遣ってくれなくても。実は私、知ってたんだ。昨日ね、帰り道に二人と鉢合わせしちゃった」
「そうだったの」
月子はそのまま黙ってしまった。
今は何を言っても、慰めにならない気がした。