真っ白のラブレター

次の休み時間、話しづらそうにしている月子に、穂風は元気な素振りを見せようとして、言った。


「昨日ね、おかしかったんだよ。歩ったらね、靴の紐、固結びにしてほどけないって騒いだり、鞄に入ってるラケットを忘れたって言って、部室に取りに戻りそうになったりしてね」

「へえ。やっぱり、歩と一緒だったんだ」

「うん。校門の所で会ったから、一緒に帰ったけど、それがどうかした?」

「ふーん。どうりで…」


月子はにやにやしている。
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