真っ白のラブレター
公園は、早朝なので人影が全くない。
丘のてっぺんまで登ると、大きな楓の木の根元に腰掛けた。
地上にはみ出した、大きな根がちょうどいいベンチになる。
穂風はこの楓の枝振りがとても好きだった。
大きな幹にもたれていると、なぜかとても安心した。
「さあ、朝飯、朝飯」
歩は持ってきた袋からおにぎりとお茶を出すと、穂風にも放り投げた。
「朝から、体動かすと、気分もさわやかになるよな」
「うん」