真っ白のラブレター

「ええ、それは今聞きました。そうではなくて、なぜ、私に?」

「私は以前から、あなたのことが好きでした」


恋人がそっと囁くようなセリフまで、大声で言う学生に、観客はクスクス笑い出した。


穂風と男子学生は真剣なので、周囲の様子にまるで気づいていなかった。
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