真っ白のラブレター

グググー。

穂風のお腹が大きく鳴り、「あっ」と慌てておさえる。

「ずいぶん、派手に鳴ったな」

「もう、そういうのは、聞こえないふりしてよ」

「今さら。そんなの、気にする仲じゃないだろ」

歩の何気ない会話に、穂風は傷つく。
やっぱり、なんとも思ってないのかな、私のことなんか。


「朝までこのままかなあ」

「そんな悲観的になるなよ、なるようになるさ」

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