ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
『へっ?』


『だ~か~ら、』


『いや…じゃあ、その…これは?』


言いかけた翔馬を遮り、俺は翔馬の首筋のキスマークに人差し指をあてた。


するとカッと頬を赤く染めた翔馬は、そのまま黙り込んでしまった。


むむっ…


ヤッてないってことは…って、待てよ。


俺は翔馬の首筋にあてていた人差し指を、自分の唇にあてた。


ただ最後までヤッてないだけで、途中までとか…


『なぁ、翔…』


『ディープまでだよっ!!』


『へっ?』


『だから…』


『あっ、あぁ…ディープまでね。そうか、そうか。』


俺は口を尖らせながら目を伏せる翔馬を見つめながら、ニコニコと笑みを浮かべた。

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